【結論】米国株式インデックス投資が最強です

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けい

今日は様々な投資スタイルを経験してたどり着いた、私の投資の結論を紹介します!

投資歴3年以上、国内/米国株式、グロース/高配当株など、様々な投資スタイルを経験してきました。

タイトルで答えがわかってしまいますが、試行錯誤を続ける中で自分なりのベストな投資方法にたどり着きました。現在では、会社員の給与収入のみを運用して、20代にして1500万円以上の資産形成ができています。

今日はそんな私なりの投資の結論について紹介します。

最強の投資商品はこれ

結論から言います。

最強の投資商品は、「米国株式インデックスファンド」です。

あえて最強という言葉を使ってみました。
ここで言う最強とは、最も生産性が高い、すなわち投入する資本(お金、時間)に対するリターンが最も期待できるという意味です。

米国株式インデックス投資が最強である理由

次の3つのテーマに沿って解説していきます。

米国株式が最強である理由

以下の3つの理由から、米国株式が最強だと判断しています。

  • 圧倒的な実績
  • 株主に対する積極的な還元姿勢
  • 人工増加が続く先進国である

圧倒的な実績

名著ジェレミー・シーゲル氏の「株式投資の未来」より、実質トータルリターン指数を示します。

このグラフでは、1801年の$1に対して、各資産がどれだけの価値になったかを表しています。
インフレによる紙幣の価値減少も考慮しているため、当時の$1は2001年で$0.07まで価値が減少しています。

出典:ジェレミー・シーゲル著、瑞穂のりこ訳「株式投資の未来」日経BP社(2005)

株式の価値が圧倒的に右肩上がりで上昇しています。
このグラフは米国に関する内容であり、株式は平均的なリターン(インデックス)を表しています。

2021年現在、上のグラフの傾向は変わっていません。

あくまでも過去の実績の話です。気になるのはこの傾向が今後も続くのか?というところ。
私はこの傾向が今後も同様に続くと考えていますが、その理由は次の2点です。

■おすすめ本
株式投資のバイブルと言われることも多い名著です。
株式投資の感覚がつかめてきたら一度読んでみることをおすすめします。

株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす [ ジェレミー・J.シーゲル ]

株主に対する積極的な還元姿勢

企業は、活動によって得た利益を配当や自社株買いによって株主に還元します。
ただし、株主への還元姿勢は国ごと(市場ごと)によって姿勢が異なります。

連続増配の状況を例にあげます。

25年連続で配当金を増加させ続けた配当貴族、50年連続で配当を増加させ続けた企業を配当王と呼びます。

アメリカでは配当貴族が50社以上、配当王25社以上存在します。

一方で、日本には配当王は存在せず、配当貴族は花王の1社のみです。

アメリカの企業では、業績を伸ばして増配する経営者は有能、業績が傾いて減配したら無能な経営者と株主からみなされます。役員報酬を自社株で受け取るストックオプションを採用しているケースも多く、自分の資産を増やすためにも経営者は株価をなるべく上げようと努力します。

それに対して、日本企業は業績が悪くなると当たり前のように減配します。株主目線では残念ですが、日本市場では減配しても経営者が容認される文化があります。

このように、日本と米国では株主への還元姿勢の文化が異なります。
これが、米国株のリターンが日本株のリターンを上回る原因の1つであり、今後もこの傾向は続くと考えています。

ちなみに、成長するであろう中国は共産主義国家であるため、株主の利益よりも国家(共産党)の利益が優先されます。国家の一声で自分の利益がどうとでもなってしまう文化に属する企業に、自分のお金を預ける気にはれません。

人工増加が続く先進国である

2019年に国連が発表した調査結果によると、米国は少なくとも2100年まで人工が増え続けます。

これに対して、日本など多くの先進国は人口減少に転じます。

人口が増えないということは、市場が伸びる見込みが少ないということです。
逆に言えば、人口が増える国ではそれだけで市場の成長が見込めます。

インターネットによりグローバルに展開する企業が多いですが、自国の市場が伸びる安心できます。

インデックスファンドが最適である理由

プロの大多数がインデックスに勝てない

チャールズ・エリス氏の「敗者のゲーム」やバートン・マルキール氏の「ウォール街のランダムウォーク」など、株式投資における名著も指摘しているように、アクティブファンドの4分の3はインデックスファンドに負けているという事実があります。

多くのインデックスファンドは、時価総額加重平均型株価指数です。
これは、より株価が高く伸びている企業がより多く取り込まれる仕組みであるため、常に優秀な企業の株式が多く取り込まれるようにリバランスされます。

自分で株式を購入して運用するということですが、投資の知識・情報ともに優れたプロですら負ける確率が高いのに、素人が勝てる可能性は低いと考えるのが自然です。

■おすすめ本
「株式投資の未来」と同様、株式投資における名著です。
こちらは少し内容が難しいので、経験を積んで投資に慣れてきたらぜひ読んでみてください。

敗者のゲーム〈原著第6版〉(チャールズ・エリス著)
ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理〈原著第12版〉(バートン・マルキール著)

購入後に時間がかからない

個別株の場合、株価や決算のチェックが必要不可欠です。

これに対して、インデックスファンドは常に市場平均に連動し続けるので、長期で購入後のフォローに時間をかける必要がありません。

つまり、投資活動に自分の時間を消費することなく、優先度の高いことに専念することができます。

これはわたしが考えるインデックス投資の最も大きなメリットです。

気になる点

以下の2つの点について、考察します。

  • 為替リスク
  • 日本と米国の二重課税

為替リスク

基本的にドルを経由して購入するので、為替の影響を受けます。

しかし、国内株式であれば為替リスクがないかというとそうではありません。
実際には国内株式であっても日本企業の多くはグローバル展開しており、少なからず為替リスクが存在します。

また、為替は予測することができません。それができるとしたら、全員がFXで大金持ちです。

考えてもわからず、いずれにせよ影響を受けるものを気にしても仕方ありません。
世界の基軸通貨であるドル建てで資産形成するのがシンプルな考え方でしょう。

ちなみに、リスクの裏返しはリターンです。
為替リスクといいますが、将来的に円安傾向になればリターンにもなります。

日本と米国の二重課税

ドル建てで米国株式を購入すると、日本と米国両方で課税されていまいます。

しかし、確定申告をすればほぼ全額還付されるので、手元に戻ってきます。

手間をかけたくない人は、国内ファンドが運用する米国株式インデックス連動商品を買えば、自動で調整されるので、特に気にする必要すらなくなります。(投資信託等の二重課税調整制度)

以上より、米国株式インデックスファンドで気になる点は問題にならないと判断しています。

まとめ

これまで紹介した理由から、米国株式インデックスファンドが最強の投資商品だと考えられます。

最もリターンが期待できる投資であり、購入後のフォローの時間も必要ありません。
すなわち、最も生産性が高い投資方法です。

ちなみに、インデックスファンドであれば、ETFでも投資信託でも好みで問題ありません。
特にドル替えして投資する理由がない場合は、国内の投資信託がおすすめです。

私は理由があり、米国ETFと国内投資信託、両方を購入しています。
また後日、私が実際に保有している商品は紹介したいと思います。

これから投資を始める方、投資スタイルで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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